CVT 採用車種も、始めは小排気量の車重も軽量な部類でしたが
燃費ウォーズの始まりで、今や国内販売車種の9割近くは
CVT を採用ですかね。
人気車種の
トヨタ
ノア・ヴォクシー 60系 平成16年8月~
エスティマ 50系 平成18年1月~
アルファード・ヴェルファイア 20系 平成20年5月~
日産
セレナ 24系 平成13年1月~
エルグランド 52系 平成22年8月~
ホンダ
ステップワゴン RK系 平成21年10月~
上記記載のモデルから CVT 搭載になっております。
やはりというか、当然のことだと思いますが
車重の重たい系のミニバンが顕著に症状現れてきてますよね。
ここに1台、悲鳴を上げた CVT を分解してみました。
症状は 音鳴り です。
かなり重たいですよ!
回転する部分を支える所には ベアリング が必ず付いております。
最近、CM してますよね。
な・ん・て・なめらか~♪って
それです!
これはかなり大きいですよ!!
もちろんこの CVT の本体ケース内部は CVTフルード(オートマフルード)で
潤滑されております。
このベアリングの潤滑も同じく CVTフルード(オートマフルード)です。
綺麗なオイルならベアリングも、な・ん・て~滑らか~♪ ですが
鉄粉交じりなオイルだとどうなる?
ザラザラオイルですよ!
滑らかに回ると思います?
使用続けると、ベアリングがキズだらけになると思いません?
するとどうなる・・・
ベアリング も音鳴り始めます!!
実際、このベアリングも手で回すと微妙に音がしております!!
これは、よくある ハブベアリングの音鳴り と同じです!
しかし、足回りのハブベアリング交換のように、簡単にいきませんよ!
エンジンからの動力が裏(反対側)の金属ベルトへ伝達され・・・
反対側(エンジン・裏)から来た動力が下側(左側)のプーリーを回して
金属ベルトにより上側(右側)へ伝達されます。
そしてまた反対側に伝達されて・・・
戻ってきて、今度は歯車によりタイヤへと動力が伝達されます。
ちょっと、分かり難いかな?
回転部分を支えるところには全て ベアリング です!ここも同じ!
結構付いていますでしょ。
このベアリング・歯車の潤滑も同じく CVTフルード(オートマフルード)です。
ちなみにデフの内部構造も、このように大きな歯車です。
そして、そのデフのドレンボルト(マグネット付)には大量の鉄粉が
いつも付いております。
エンジンから来た強大な動力を受け止めるのですからね~
このような感じで・・・
このような歯車で出た鉄粉も CVTフルード(オートマフルード)に混ざっていきます!!
恐ろしいと思いませんか??
プーリーの部分を引っこ抜いて、歯車(ケース)に差し込んだ状態です。
金属ベルトはプーリーの矢印の間に、挟み込まれて油圧により
プーリーの径を変えることによって内外に移動して無段変速します。
歯車でガッチリ噛み合いの方が動力の伝達ロスがなくない?
なぜツルツル滑るプーリーに金属ベルト挟んで動力伝達するの?
ぎゅう~と、強力な油圧により挟み込んで 摩擦力 で動力を伝えるのですが
歯車より伝達ロスが大きくなると思いません?
そうしないのには、
今度はエンジンが関係してきますので、話がややこしくなると
思いますので、ここは置いておいて。
プーリー と 金属ベルト
金属と金属が擦れるとどうなる?
削れる!
それは、まずいので潤滑の為に油(オイル)がいる!
すると今度は油により滑る!
滑ると動力が伝わらない
それは、まずいので挟む力を上げていく!
すると劣化した油は耐え切れずに、油膜が切れて金属同士がまた擦れる!
金属粉が出る!
油に混ざる!
油がザラザラになる!
キズをつける!
油膜が切れる!
金属粉が出る!
と悪循環に陥る!
当たり前ですが、走行距離が伸びれば、伸びるほど
酷くなっていくのは、なんとなくお分かりになられたでしょうか?
※ ATF との大きな違いは・・・
それは、高い金属摩擦特性です!!
プーリーからプーリーへと駆動力を伝達する金属ベルトには、
非常に大きな力がかかる為、プーリーと金属ベルトが滑らない
ように高い摩擦係数が求められます。
また、同じように金属ベルトが滑らないように、プーリーが
ベルトを挟み込む力もかなり大きいです!
よって CVTF には高い金属摩擦特性だけでなく、
高い耐磨耗性・せん断安定性も同時に求められます。
結果、このように・・・
プーリーが削られ、段付きでキズが沢山入ってしまってます!!
こうなってくると、症状として出てくるのは、
音鳴り・滑り・振動・・・
中には、金属ベルトの方が切れてバラバラに・・・
トヨタ エスティマ ACR50W 走行不能 CVT スチールベルト切れた・・・
症状が出てからでは遅い!!
ここでいくらオイルを交換しても直りません!!
修理をしないと直りません!!
しかし、部品の供給がないことも多く
丸ごと本体アッセンブリーで載せ替えることが多いので
高額な修理代金になります。
みなさんにお尋ねしたいです!
なぜ、エンジンオイルは交換するの?
エンジン壊れないようにする為?
壊れたら車が動かなくなるから?
壊れたら修理代高くつくから?
オートマも全く同じではないですか?
壊れたら車動かないですよ!
壊れたら修理代高いですよ!
なのに、なぜオートマフルードは交換しないの?
エンジン同様にオートマが壊れないように、
オートマフルードの交換を推奨します!!
メーカー・ディーラーさんが交換しなくていいと言っているが・・・?
まあ~最終的に決めるのはユーザーさん自身ですが・・・
3年・5年ごとで新車へ買い替えるから交換しない
10年10万キロなんとかもてばいいから交換しない
とりあえず走ればいいから交換しない
10年10万キロその先でも、新車時のような状態を維持したいから交換する
考え方は人それぞれです。
工場長
ラッフルズオート × WAKO’S ワコーズ クリーニングメンテナンス
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